八ヶ岳スノーシューイング倶楽部
南八ヶ岳林道スノーシュー  
− アニマルトラッキング −
2005・2・21 快晴

野辺山方面から見た八ヶ岳。雄大です。

定説は疑ってかかれ!
 きょうは、八ヶ岳スノーシューイング倶楽部のイベントです。「ペンションねむのき」の斎藤さんにお話を聞きながら普段あまり歩かない野辺山周辺の林の中を歩きました。
ペンションペアハットの多賀さんがこのイベントの素晴らしい報告を作っています。
実は私は忘れていて、多賀さんの報告で思い出したことも多々ありました・・・
こちらです。



 天気はいいが風は冷たい!さすが野辺山だ!  冷たかろうが、写真は撮らねば・・・
あれは甲斐駒ケ岳、あれはアサヨ峰・・・ では出発!

 八ヶ岳に向かって進みます。
 こちら側から見る八ヶ岳もいいなぁ・・・

振り返れば茅が岳の上に
           富士山

 これはメギ(目木?)です。
 よく見るととげがあります。
 この木の中にモズが巣を作るそうです。
 カッコウの托卵から守るためだそうです。
 モズも学んだんですね。

 思い出した!
 「コトリトマラズ」という名前もあるそうです!
 このようにとげがあります。
 「これはキツネの掘った穴でしょう。」
 雪の下にいるネズミ等の気配を感じて、雪を掘り、捕まえるらしい。
 「キツネはこのあたりで見かけますよ。」とのこと。
 キツネは夜行性じゃないんですか?
 「そう言われていますが、そんなことはありません。きっと夜は人間がいないからで、安全ならば昼に行動するんです。」
 ・・・・なるほど。
 これが穴です。
 闘いの繰り広げられた跡ですね。
 自然界の闘いも厳しい。

 教科書通りのキツネの足跡。私でもわかります。キツネとウサギの足跡が交差しています。さてどちらが先に通ったでしょう?

 斎藤さんの子どもの頃ウサギの罠を仕掛けた話を交え、またそこで質問。
 冬しか罠を仕掛けなかった訳は?
 アカゲラの穴。
 アカゲラの子育てについて、今までの定説と違ってアカゲラは一妻多夫性をとる事がある、ということが最近わかった、らしい。

 斎藤さんが疑問に感じていたことが、証明されたそうです。
 自然界のことは何でも疑ってかかったほうがいい、まだまだ未知のことがたくさんある、という話は説得力があります。
 これは鹿が角を研いだ跡。鹿の角、鹿のなわばりについても今まで言われていることは疑問が多いとのこと。
 
 落葉樹について・・・
 勉強になるなぁ・・・

 ダケカンバ。皮がはがれた部分はきれいな木肌です。皮をはいで「脱皮」していくのだそうです。
 森の中でマッチ一本で火熾しをするときに、この皮を木の枝の前に使うとうまくいく、とサバイバルにも役立つことを教えてくれました。

水が湧き出ています。 動物も飲みに来るらしい。

 陽だまりでランチタイム。
 林の中は風もなく穏やかです。
沢を下って、
林道に出ました。向こうは小天狗か・・ また林を通り抜け、

 森の精のような
ダケカンバを見ながら

 元の牧場に
戻ってきました。
 御座山、
天狗山と男山。

 正面の白い峰は
金峰山。

よーし! おっとっと・・・ コテッ・・・

あれ何をやっているんだろう?目指せ看板男優か?
これをキツネが見ていたら人間もなかなかかわいいじゃないか・・と思うかな?

 初参加のお二人。

金峰山をバックに。そろそろゴールですね。

 と思ったらなんと、
 「キツネだ!」という声。指差す方向を見ても良く分かりません。
 そーっと近づいたら確かに!! 10倍ズームのカメラで何枚も撮ってみました。
 わかるかな?
 雪の下の獲物を狙っているのでしょうか?
 ちょこんとすわった姿もかわいい。
 なんだかうれしいです。 良かったなぁ・・・

 きょうは本当に興味深い話をたくさんありがとうございました。
もっともっと自然のことを知りたくなりました。

わくわくウォークへ