高森草庵を知っていますか?

12月19日(月)

八ケ岳歩こう会の今年最後の例会「ミステリーウォーク」です。
ちょうど一週間前に下見に行きました。きょうも風が冷たかったですが14名の参加者。
太陽が照っている時の暖かさが本当にありがたく感じる。
雲に隠れると一瞬で寒さが身に沁みます。
お日様の力ってすごいです!

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中央線信濃境駅から、少し雪の残る道を15分ほどゆっくり登っていくと、萱葺き屋根の小さな家がいくつか見えてきます。日本昔ばなしのようななつかしい風景です。
そこが高森草庵でした。リーダーの説明によると押田茂人という神父さまが40年ほど前にここで自給自足の共同生活を始められたとのこと、最初、映画「目撃者」で知ったアーミッシュを思いましたが、田んぼや畑や家の中で休ませていただいたりしているうちに宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」を思い浮かべていました。

本当に寒い日だったので、母屋でお弁当を食べるよう招き入れて頂き、「地獄で仏ならぬ天国のよう」などと言い合いました。この母屋も自分たちで作られたそうですが、失礼ながら建てつけ悪く、すきま風入り放題のような質素な家です。それでもここだけストーブがあるそうで、冬の間はみなさんこの家で寄り添って暮らしていらっしゃるそうです。
自家製の野沢菜やお味噌汁までごちそうしてくださいました。温かい味噌汁のありがたいこと!
林の中には、戦争の犠牲者を慰霊する碑があり、自然に手を合わせたい気持ちになります。

草庵との出会いというホームページにどなたかがこのように書いていました。
「(前略)この30年、すべてを合理化し、組織化し、計画し管理しようとするシステムがすみずみまで行き渡った日本の中で、ボロボロの貧しさのままで開かれた祈りの生活を続けていることは、まさに奇跡である。(後略)」

ストーブにくべる薪を用意されていたシスターの手は真っ赤でした。長靴はガムテープで、繕ってあったそうです。

宮沢賢治さんの注文の多い料理店の序の文を思い出しました。

・・・またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗(らしゃ)や、宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。・・・

こんな場所があったんですね!

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