八ケ岳・小淵沢ペンション風路
棒道ウォーク・若神子城跡から谷戸城跡へ

  北杜市教育委員会 2005・11・23

きょうのウォークは今まで歩いたことのない南側の棒道です。
歴史にも触れながら歩くということで楽しみにしていました。
天気も最高!

あれっ、きょう説明してくれるのは→武田信玄の弟の信繁さんだそうです!
これは期待が持てそうです♪


 須玉町ふるさと公園に集合。
 主催者の挨拶の後、甲冑鎧に身を固めた、武将武田信繁さんの紹介がありました。
 父信虎は文武に優れた信繁を愛し世継にしたいと思ったらしいが、信繁は信玄を慕っていて信玄を支える役割を選ぶ。川中島の合戦で戦死したとき37歳。信玄の影武者として死んだ、とのことです。 
 自分で言うのも何ですが・・・と照れながら「自己紹介」なさっていました。

 その後この若神子城跡の説明。
 こちらはのろし台です。
 
 これです。
 この棒の先のUの字になったところに籠をさげて火をつけたのだそうです。
 甲府で狼煙が上がるとこの若神子城で狼煙を上げ、須玉を経由して信州の前線へ数時間で伝わったと言われています。            

 この大きな石は若神子城の入り口にあたるらしい?
 おや、信繁さん、車も運転なさるんですね!

    八ケ岳が見えます。 鳳凰三山と甲斐駒ケ岳。

 鎧堂観音です。平安時代末期の「後三年の役」の時、源義家を助けた弟の義光が建て、自分の甲冑を奉納したと伝えられています。
この義光の孫が逸見清光になるそうです。
 信繁さんが説明してくれます。
 少し戻り、土の道に入ります。立派な車道もいいですが、こういう道こそ残してほしい。
 熱那神社です。
 この神社には算額が奉納されています。山梨県最古のものだそうです。

これがその算額です。
薄くなっていますが、
三角や四角が見えます。
 裏にもぜひ回ってみてくださいといわれました。
 なるほど・・・
 熱那神社の桜。咲いているところを見てみたいです。
 この桜が咲く頃にこのコースをもう一度歩きましょうと、意見が一致。
 「桜の里・棒道を歩く」という名前のウォークになりそうです?

 西ノ原B遺跡へ。縄文時代前期と縄文時代中期古墳時代前期の住居跡や土坑が見つかったそうです。
 時代を超えて幾度もこの場所に人々が住んだということを物語っているとのこと、やっぱり八ケ岳っていつの時代も、人が住みやすいところだったんでしょうか・・・
 出土した石器や土器。

曲がり角で道案内する信繁さん。 たわわに生るリンゴ

八ケ岳に向かって。

この橋を渡ったところが深草館跡です。 説明を熱心に聞く参加者。
 供を従え?いざ館跡へ!   逸見清光の嫡男太郎光長の館、または臣堀内某の館とも伝えられているそうです。

ゴールの谷戸城跡へ向かう。 落ち葉の積もった道を登ります。

 城下で道案内していた信繁さんと記念撮影。
 気さくに応じてくれます。
 マツケンのカツラを忘れたことを激しく後悔。
 谷戸城跡。初めてきました。
 桜の名所でもあります。

 桜の木の下でお弁当。 八ケ岳を見ながら帰途につきます。
車に分乗してスタートのふるさと公園に送ってもらいました。

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