八ケ岳・小淵沢ペンション風路
植物観察会・信玄棒道
2005・9・14 

 渡嘉敷裕さんを講師にお迎えする2005年秋の植物観察会は、私たちの散歩道・信玄棒道です。まだまだたくさん野の花が咲いています。いつも通るたびに「この花は何だろう?」「さあ何でしょう」という会話を繰り返すばかり。ぜひこの機会に1つでも2つでも覚えたいと勇んで参加しました。聞いたとたんに忘れるようになってはいるものの、こういう勉強は楽しいです!
 写真に撮って、メモを見ながら思い出せるだけ思い出してみました。

ススキの穂が光る棒道。さぁ出発!

 歩き出して、たくさん咲いている白いキクのような花はユウガギク(柚香菊)。かすかに柚子の香り・・・
 途中の石仏のまわりにも。棒道には群がって咲いていました。

←ハナトラノオ。(以前はカクトラノオと言っていたようです)はなやかな色です。
→ホソバアキノノゲシ。
優しい淡い黄色。数日後に歩いたときは見つけられませんでした。

 ←数日前横谷峡で見て何だろうと思っていました。ツノハシバミの実。2つ3つまとまって長い角が出ている特徴ある形です。
 →ダンコウバイの実。春先に咲く黄色の花と秋の鮮やかな黄葉は知っていましたが実を見たのは初めて。

←クマシデ。暗くて見にくいですがぶら下がっているのが実です。
 クマシデの葉と実→



 

 ←エゾエノキ。エノキに似て葉が大きくあまり出会わない珍しい木。葉は左右非対称。葉脈が葉縁に達しないで逃げている、という特徴があります。
 →コナラ(左)とミズナラ(右)。ミズナラは葉柄が無いかあっても短い。周りのギザギザ(鋸歯)も違います・・・ね。

 ←ツリフネソウ。
右はキツリフネ。→
 →ママコナ(飯子菜)。若い種子が米粒によく似ているというのが名前の由来とのことです。
 花には2つの白い斑があります。
↓タチフウロの紅の花は大きく目立っていました。
 ←アキノウナギツカミ。茎がとげでザラザラして手袋にくっつきます。ぬるぬるしたウナギも捕まえられるということらしい。

←ヤクシソウ。秋の野を飾る代表ともいうべき花。
→ツリガネニンジン。高山で見るハクサンシャジンの仲間です。

 ←セイタカトウヒレン。
 よくみると茎に翼(よく)があります!→

 棒道のカラマツの黄葉は10月末位でしょうか。その頃の棒道も素晴らしいです。
 なるべく野の花を避けてランチタイム。御煎餅・クッキーごちそう様!

 最後の方で見たミズタマソウです。この花も初めて見ました。本当は見ていたのかもしれませんが、目に入っていなかったのですね。名前を覚えることでその植物との距離が少し近くなったような気がします。
 白い毛が密生した実を水玉に見立てたとのこと。実も花もすごくかわいい!
 来年は4月末を予定していますが、講師の渡嘉敷先生の予定次第です。決まりましたら、お知らせしたいと思います。

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