八ケ岳・小淵沢ペンション風路
植物観察会 2007・秋  日向山
2007・9・27 くもり時々薄日

朝帰った方たちもいて、生徒5人少数精鋭?
八ケ岳は雲の中。

 きょうの観察会は日向山です。2005年の5月にやはり観察会で、来ています。季節が違うのでどのような植物が見られるのかとても楽しみです。
 今回いくつかの葉の形が印象に残りました。どうしても花にばかり目が行くので葉については聞いてもなかなか覚えられません。それでも少しずつ記憶に残った葉があります。葉を見分けるには付きかた・厚み・鋸歯・葉脈・毛があるか・・・などいろいろな観点で見たりさわったりします。ルーペも必需品ですね。
 例によって、メモと写真をつきあわせて書いていますが、ずれているものがあるかもしれません。

クマシデ。しっかりした葉脈。 ヤマハギ。葉にウェーブがあります。確かに!
ウラゲエンコウカエデ。葉柄が長い。裏の葉脈のところに毛があります。エンもコウも猿という意味だそうです。 ヤハズハンノキ。葉の先端の形が特徴。ヤハズとは、矢の上端の弓の弦を受けるV字型になった部分のこと。
ミネカエデ? アワブキ。燃やすと切り口から泡がでるとか。
チョウジザクラ。葉の形がしもぶくれなのが特徴です。 ヒトツバカエデ。カエデとは思えない形です。

「ヒトツバカエデと間違えそうになるのはハクウンボク・オオカメノキ(ムシカリ)」と、常連の参加者。見分けるのはまだ初心者には難しい?
カエデは葉の付きかたが対生、というのが大きな特徴だそうです。

オトコヨウゾメのかわいい実。 これは2年前の5月に撮った可憐な花。
タマアジサイ。 ミズヒキ。花が咲いています。写真より鮮やかな赤でした。
クサコアカソ。 アオミズ。葉の葉脈に特徴があります。
シロヨメナ。たくさん咲いていました。 コウヤボウキ。ナガバノコウヤボウキが隣に生えていました。高野山では竹を使わずにこれを束ねて使うとか。

オクモミジハグマ。繊細な花です。茎が長くて全体像を撮るのが難しい。 ヤマジノホトトギス。花はもう終わったみたいです。
リュウノウギク。 コフウロ。白い小さな花だそうです。
トリカブト。色がきれい。 ミヤマタニソバ。葉の形が三角。
キバナアキギリ。(ニホンサルビア) セキヤノアキチョウジ。
ツリバナ。赤が鮮やかです。 トネアザミ。ト「ゲ」アザミと聞こえて、なるほど、と思っていました。
アキノタムラソウ。写真ではわかりづらいですが、アザミに似たタムラソウとはかなり違います。 ミヤマアオダモ。冬芽が開いている。
風路の玄関前のアオダモはマルバアオダモだそうです。コバノトネリコもありましたが違いは何だったでしょう?

 やっと登りが終わり、これから少し下って雨量計のある場所を過ぎたら頂上は目の前。足取りも軽くなります。頭の中はお弁当のことでいっぱい。
 ただ登るだけなら2時間足らずで頂上に着きますが、なんと4時間!

少人数で先生の講義をたっぷり聞けたぜいたくな観察会でした。また来年春が楽しみです。
よろしかったらご一緒にどうぞ!

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