薮内正幸美術館
動物画の第一人者と言われている薮内正幸さんの美術館が白州にできたのは3年ほど前だったでしょうか?今日初めて行ってきました。
木漏れ日差す林の中の小さな美術館です。
館内に入ると「どうぶつのおやこ」「どうぶつのおかあさん」・・・見たことのある絵本がたくさん並んでいました。
そうか!これもこれも薮内さんの絵だったんだ。
どれも作者の生き物に対するまなざしの温かさを感じるような絵です。おもわずなでてしまいたくなるような、動物の毛並み。
ゆっくりと見ていたら「ビデオをご覧になりますか?」と薦められました。
少年時代、学校から帰ると天王寺動物園へ
行って「きょうはサイ」と決めるとサイだけを
閉園までじっと眺めていた。
「動物を描くより眺めているほうがはるかに
好きだ」と言っていた。
そんなエピソードが語られていて、薮内さんの人柄などが少~し垣間見られました。
館内には15歳・16歳のときノートに描いていた鳥の絵が展示されていました。
すごい才能だったんだなぁと感心。そのノートの最後のほうには、お侍さんの絵が描いてあるのがほほえましい!
「鳥の観察図鑑」と「野や山にすむ動物たち」と「やぶうちまさゆきのどうぶつえあわせカード」を購入してきました。今はこの本の原画が展示されています。年に2、3回総入れ替えしているそうです。
サントリー白洲蒸留所にも近いです。「サントリーの愛鳥キャンペーン新聞広告で脚光を浴びた」とのことなので、きっとご縁があったのかもしれません。