11年目の「いのちの作法」

今、ポレポレ東中野で小池征人監督のドキュメンタリー映画が7作上映されています。
小池監督は、昨年脳梗塞で倒れ、現在リハビリ中とのこと。
この上映会は、小池監督の映画仲間と日本映画大学の教え子たちによって企画されたのだそうです。

ちょうど11年前の12月、このポレポレ東中野で小池監督の「いのちの作法」を見て、見終わったときの気持ち、今でも良く覚えています。
沢内村のこと、深澤村長さんのこと、何も知りませんでしたが、こんな村が日本にあったのか!・・・と驚きました。
老人・障がいを持った人・虐待にあったこどもたち・・・ひとりひとりを温かく包み込むような人々。最後の太田宣承さんの「こういう素晴らしい人たちを、このひとたちが生きる地方を切り捨てていいんですか」という問いかけ・・・

北杜市でも上映したい!自主上映ってどうしたらできるんだろう?・・・
それが「夢」となり、そして「現実」となっていくまでの日々も忘れ難いです。
きょうは11年前の自分に会うような気持ちで映画をみました。

プロデューサーの都鳥兄弟のトークも良かったです。映画の企画をしたのは20代前半だったんですね。それからいくつものドキュメンタリー作品を制作、今は沖縄の若者たちを撮った「私たちが生まれた島」を完成させています。
小池監督から学んだこと、撮影のうらばなしなど、もっともっと聞きたいようでした。
森さんのウクレレ演奏も素晴らしかった♪

せっかくなので、もうひとつ。「免田栄 獄中の生」も見ました。
死刑制度というものの恐ろしさ、えん罪の恐ろしさがひしひしと伝わってきました。
よくこういう映画を撮ろうと思ったな~と感心。

13日(金)まで。他の作品も興味深いです・・・DVDになっていないものが多いそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です