夕凪の街 桜の国
お客様が「夕凪の街 桜の国」というマンガの本を貸してくださいました。
今度来る時に返してね、と言われています。(「今度来る時」というのがうれしいじゃないですか!)
やわらかな温かい色彩の表紙には、はだしで夕焼けの空を眺めながら歩く女性が描かれています。そして表紙をめくると淡いクリーム色。このページの色が大事!らしい・・・
そしてもう一枚めくると淡い虹色の中に白抜きで題名。
そして次のページは月と星が輝く夜空の下でマンドリン(ウクレレ?)を弾く女性。
そして・・・・・
原爆が落とされてから10年後の広島の日常が描かれています。
作者はこうの史代さんという方です。
広島に生まれ育ちましたが被爆者でも被爆2世でもないため、「原爆」は「踏み込んではいけない領域だとずっと思ってきた」そうです。
あとがきより
・・・・・
遠慮している場合ではない。
原爆も戦争も経験していなくとも、それぞれの土地のそれぞれの時代の言葉で、
平和について考え、伝えてゆかねばならない筈でした。
まんがを描く手が、わたしにそれを教え、勇気を与えてくれました。
・・・・・
文字ばかりの本はなぜかすぐ眠くなってしまうこの頃でも、マンガで比較的薄いということもあって(^^;)、2回、3回とつい読んでしまいました。
(1回目はさらっと、2回目は「あっそういうことか」と・・・、3回目はじわーっと・・・、読むたびに感じ方が変わってきました)
この本を貸してくれてありがとう!
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すてきなマンガですね・・・。ふだんの暮しの中から「平和について」自分なりに語るという姿勢に共感します。
私も疲れる日が続くと、必ずマンガを手にします。バロメーターですね(笑)。 Like
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mukai-mさんようこそ!
自分が言いたい、伝えたいと思っていることに、共感してくれる誰かがいてくれる、ってすごくうれしいですね!
八ケ岳大好きということだけ書いていたいですが、なんだか心配なことも多いですよね。
このマンガは最初、さーっと読んだ時、夕凪の街の終わり方があっけなくて、その次の桜の国へのつながりがピンとこなかったのですが、3回目のとき?は泣けました。(結局ニブいだけ?) Like