でんきを消してキャンドルを!
「百万人のキャンドルナイトinROCK」
ロックに電話したら予約は特に必要ないそうです。席はあるのですか?と聞くと「いっぱいだったら待ってもらう」とのこと。ちょっと心配なので早めに行って夕食をロックでとることにしました。8時少し前、各テーブルにキャンドルが配られ、スタッフの人が点けてくれた火を次々と隣のテーブルの人に移していきます。なんだかワクワクしてきます。
8時、電気の灯りが消え、小林真人さんのピアノをBGMに主催者が挨拶、キャンドルナイトが生まれた経緯などを話してくれました。
2001年5月。景気をよくするために、どんどん原子力発電所を作って どんどん電気を供給しよう、というブッシュ大統領のエネルギー政策に反対してカナダで「自主停電運動」が起こりました。
それを聞いた人から人へと、呼びかけが呼びかけの輪を広げ、2003年の6月100万人のキャンドルナイトが始まり、それから毎年夏至の日と冬至の日に行うようになったのだそうです。
八ケ岳では今回ロックでのイベントが初めてとのことです。
会場中央に置かれた大きなろうそくに点火。
キャンドルの灯りの中で配られたビールとジュース(サービス!)で全員で乾杯。
そして大沢聡さんと小林真人さんのコンサートが始まりました。
はじめは静かなざわめきが聞こえていましたが、2曲3曲と進むうちに会場は水を打ったように静かに・・・1部の最後のチック・コリアのスペインという曲は2人の力がそれぞれの良さをさらに引き出すような素晴らしい演奏でした。
休憩時間に小林さんのCDを買ったことは言うまでもありません。(もちろんサインも!)大沢さんのは購入済み。
2部では全く違う曲を演奏するとのこと、入れ替え制でもないようなので、当然聴いていくことにしました。
小林さんのオリジナル曲も良かったです。もちろん最後はチャールダーシュ!
アンコールのリクエスト曲は歌付き!一緒に口ずさみながら腰が浮いている人がいました。(もしリクエストできるものだったら「マイメモリー」もお願いしたかったなぁ・・・)
キャンドルナイトのイベントとしては、電気を消すことの「不便さ」から何かを感じとる、という側面が大きいと思うのですが、きょうはキャンドルの灯りでいつもとちょっと違った(雰囲気の良い)コンサートといった感じでした。
帰ってきて玄関前で空を見上げたら、降るような星空。冬の大三角形が真上に。
来年はシュラフで星見というのもいいかな?こたつは電気使うものね・・・