日本の青空

きょうは甲府の市民会館で、映画「日本の青空」の上映会がありました。
午後2時からと7時からの2回です。500人入る立派なホールに300人ほど。
平日の午後のせいか、年配の方が多かったように見えました。

戦争が終わって、自分たちの手で新しい時代の憲法を作ろうと、個人やグループが次々草案を作っていた、というその時代の熱気が伝わってくるような映画でした。
そのなかの一つ「憲法研究会」の作った草案が今の日本国憲法の基礎となったのだそうです。その中心となったのが、憲法学者の鈴木安蔵さんです。
鈴木安蔵さんを演じた高橋和也さん、良かったです!(やっぱり声もいい!)

マガジン九条というホームページに高橋和也さんのインタビューが載っています。
 その中から・・・・・
編集部 この映画に出られて、鈴木安蔵の役を演じられたことで、そういった思いに何か変化はあったのでしょうか。

高橋  まず、憲法というのはこの国に生きるすべての人の立脚点なんだな、と強く感じました。僕たちが民主主義だとか何だとか、今当たり前のように口にしていることは、実はこの憲法ができるまでなかったも同然だったわけで。いわば憲法は、戦後この国の民主主義をつくる、そのための礎になってくれた先人たちの、血がにじむような努力のたまものであり財産なんですよね。
・・・(後略)

今当たり前のように・・・ということでは、女性が参政権を持ったのもこの憲法ができてから、ということにもちょっと驚きます。遠い昔ではない、というよりつい最近じゃないですか!選挙に行けなかった時代を知っている方が身近にもいるということですね。
ベアテさんのおかげなのかな?(ベアテさんが女性の人権について強く訴える場面あり)

映画の中にも、「女が選挙に行くことができたら、戦争なんかできるはずはない」「自分の子どもを戦争に行かせたいと思う母親はいないから」というようなセリフがありました。


監督の大澤豊さんは、監督第1回作品の「ガキ大将行進曲」という映画を山梨で撮ったとのこと。その時の子役の方がきょうの映画を見に来て、監督に花束を贈呈。うれしいサプライズだったようです。

今後の地域上映会のお知らせ
5月 8日(火) 山梨市勤労者福祉センター午後1:30~
5月25日(金) 山梨市市民会館ホール  午後2:00~、7:00~
お問い合わせ 0553-23-3937

もし都合のつく方はぜひ!

●ベアテ・シロタ・ゴードンさんについて、こういう記述がありました。
5才の時、山田耕筰の招きで東京音楽学校(現・東京芸大)に赴任した父とともに来日。15才まで乃木坂で過ごし、日本の女性が無権利状態に置かれていることをつぶさに見て育つ。
1945(昭和20)年、GHQ民政局のスタッフとして再来日。22才の若さで日本国憲法の人権条項作成に携わる。その草案は、第14条「法の下の平等」、第24条「両性の平等の原則」などに生かされている。

「ベアテの贈りもの」という映画にもなっているそうです。

日本の青空” に対して1件のコメントがあります。

  1. SECRET: 0
    PASS:
    タイトル : 「日本の青空」の甲府上映会
    山梨県内上映会の追加情報です。 5月8日(火)、13時30分~、山梨市の夢わー… more

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です