7月5日は「いのちの記念日」

今から11年前のきょう、北杜市の長坂コミュニティホールで、「いのちの作法」という映画の自主上映を行いました。
前年の暮に東京のポレポレ東中野という映画館で見たときの思い、今でも心に残っています。
自分のまわりの人たちにも見てほしい!自主上映なんてどうやったらできるのか、皆目見当もつきませんでした。ただ夢を語っているうちに、いろいろな出会いがあり、協力してくれる仲間たちも増え、2009年7月5日に実現できたのでした。

なぜそれを書こうと思ったのか、と言えば・・・きょうは東京都知事選挙の日。
山梨県民ですが、とても気になっていました。

「いのちの作法」は岩手県沢内村(現西和賀町)の村長だった故深澤晟雄さんのこと、そしてその精神を受け継ぐ現在の町の人々を追ったものです。沢内村は本当に小さな村でしたが、この村長さんの「生命尊重」という姿勢と行動により、「豪雪・貧困・多病多死」の三重苦と言われた村は、それまでワーストだった新生児の死亡率をなんとゼロにしたのです。一人のリーダーによって、こんなにも行政は変わり人々の暮らしは変わるのだ、と思い知らされました。決して「誰がやっても同じ」ではないのだ、と。

先日の瀬戸さんの講演にもあったように、これから増税やコロナの影響で、住まいさえ持てない人々も増えていくことと思います。

弱い者(いつだれがその立場になってもおかしくない)を、自己責任で切り捨てるのか、温かい手を差し伸べるのか、そう簡単には分けられないとしても、まず根本には、深沢村長さんのような信念があってほしい。できないときにはせめて葛藤があってほしい。きょう誕生する新しい都知事さんはどちらだろう?
「福祉や教育」って予算が無いと言われることが多かったような気がしますが、何を優先順位とするのか、ということもリーダーの考えによって変わってくると思います。

このコロナでも和歌山県の知事さんは国の方針に従わず、最初からどんどん検査を広げ、早いうちに収束させた、と言われています。リーダー選びって本当に大事。命にもかかわる。

もちろん、一人の人におまかせではなくて、日ごろから、どういう国に、県に、市になってほしいのか?立候補する人は、どんなことを言っているのか?当選したら実行してくれているのか?・・・私たちの見る目も問われているんですよね。
選挙が終わると、熱もさめるでは文句も言えない?諦めたらそこで終わり・・・(と自分に)
そういえば、北杜市の市長選・市議選も今年の秋(11月?)にせまっています。
まだよく見えてこないけど・・・?

まわりに今、かわいい赤ちゃん誕生の話があちこちに。
責任ありますよね・・・。

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