ゲランドの塩
きょうの日差しは真夏のもの。
「暑いですね!」とあいさつ代わりに声をかけられます。
でもまだまだ自然に囲まれた小淵沢の暑さは本来の夏の暑さという気がします。
ビールがおいしい、スイカがおいしい、カキ氷がおいしい、という・・・
掃除をしたり、火のそばで料理をしているときは汗だくになりますが、夕方日が落ちてシャワーを浴びたりお風呂に入ればすう~っと涼しくなります。
今週始め、都心まで出かけた時に立ち寄った本屋さんで「ゲランドの塩物語」という本が目に留まりました。
「ゲランドの塩」はきのうワインフェアに誘ってくれたバウハウスさんで売っていて、うちも料理はこの塩を使っています。
色は灰色がかっていますが、おいしいです。
ちょっと読んだ最初の方から
「フランスのブルターニュ地方は大西洋の荒波にさらされて、大小の岬と無数の
入り江に富んだ沿岸は製塩に適した地方だった」
「その無数の入り江の1つにあるゲラント塩田で、大半の塩田が滅んでもなお、
前世紀的手法で、化学的手段をいっさい使わず、加工もせず、太陽と風のおか
げで天日塩を作っている。」
この塩田が守られてきた背景には
「開発の波に抗して、地域と産業を再興させた人々の起伏に満ちた営みがあった」
「海が生命の起源であることは周知の事実である」
「太陽と風のおかげ」というのがいいじゃないですか!
バウハウスさんで扱っている欧米食品には他にサルーテサンテのグレープシードオイルもあります。なんとこれはコレステロール0(ゼロ)・ビタミンEはすごく多いというものです。
(「どっちの料理ショー」と言う番組にもとりあげられたことがあります。楊貴妃とクレオパトラの美と健康料理対決だった・・・と思います)