山梨の誇り
雨宮清さん。61歳。山梨日立建機社長。
山梨県の、いや日本の誇りかも。
朝日新聞には土曜日にbe版というのが付録のように付いてくるのですが、先週そのbeを読んで感心してしまいました。
「山梨の町工場のオヤジが世界の地雷と闘っている・・・地雷除去機を手がけて15年・・・」
地雷除去機に取り組もうと思ったきっかけについて。
「仕事で行ったカンボジアで幼女を背負った年配の女性から『カンボジアを助けて』と言われたことが耳から離れなかった・・・」
彼女は右ひざから下が無く、家族は全員地雷で亡くなったのだそうです。
構想4年半?最初の機械は地雷を爆発させず破壊するというものでしたが、今は爆発に耐える機体で破片も磁石で集めてしまうというすぐれもの。メンテナンスもしっかりしているため今でも1号機からすべて現役で働いているそうです。
その土地の地盤に合わせて改良もしているとのこと、「技術屋の誇りにかけて」という気概を感じます。
すごいのは現地の人の要望を採り入れ、前で地雷を処理し、うしろで土を耕す、という仕組みにしたということ!「ニカラグアから地雷原が果樹園に変わったという便りが届いた」そうです!
世界80ヶ国に1億個以上埋まっているという地雷。一個100円だとか?
この前、一部をのぞき禁止されたクラスター爆弾。放射能が心配される劣化ウラン弾。
世の中にはこういうものを研究し、作る人たちがいて、
そして雨宮さんのような人がいる・・・
株とかには縁が無いですが、この会社の株なら買いたい。(1万円位 ^^;)
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いやぁ、大チョンボ。 いつも斜め読みで、この記事(be)もうっかり見過ごしていました。ありがとう! 今引っ張り出して読みましたョ。
何か胸にじ~んと来ました。こういう取り組みこそ、国でももっと大きく取り上げて、評価をしバックアップするべきですよね。
私がカンボジャへ行った20数年前、未撤去の地雷は国民の数を遥かに上回ると言われ、遺跡にも「地雷に注意」のどくろマークの立札が・・・・母親に抱かれた子供の片足が無くて、ギクリとしたり、プノンペンの町中で、矢張り一本足の男性が、スコールの後の水溜りに、板切れを渡してくれてニッコリ~胸を締め付けられる思いと共に、控えめで微笑を絶やさないカンボジャの人々の優しい眼差しが強く印象に残りました。
中国製の弁当箱程度の粗末で安価な地雷の撤去に、地を這うように探知機を動かして、一つずつ爆発させて行く気の遠くなるような作業・・・・あと何十年、否百年かかるかも知れないとの話に、戦慄さえ覚えましたが、何も出来ない口惜しさ空しさに襲われ、流石に暗い気持になった記憶があります。 (しつこく続く)
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雨宮さんの地雷除去機は、作業効率を画期的に高める、まさに救世主ですね。工業・技術の分野はゼロに近いカンボジャで、一番求められているのは、こういった技術援助なのでしょう。
私が行った頃、足をなくした人の義足を作る技術が無くて、日本からの義足が順番待ちだと聞きました。
「クメールの微笑」は今も不滅! 笑顔を絶やさず屈託の無いクメール人の末裔を見ていると、やがてはカンボジャ・ベトナムの時代が来るのでは・・・との期待感を持ちます。
影の部分を取り除こうと、必死に取り組まれている、雨宮さんの活動に万雷の拍手とエールを送りたいと思います。 Like
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この方は正に日本の誇りですね。
一昨年だったか、山梨のローカル放送で紹介されていました。
最初に個人で動いたというのがすごいです。 Like
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おとみサン、コメントありがとうございます。
おとみサンのコメント読んでジ~ンとしました。うれしかったです。
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くまぱぱさん、そうなんですか?紹介されたことがあったんですね。
でも確かに山梨だけで紹介するのは惜しいです。
本当に、誰に言われたわけでもなく、自分から動いたわけですから、それもすごいです。 Like
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kumapapaさん、私も見ましたが全国放送ではないかと思います、あの番組は毎週日曜日6時半からYBSで放送されています、これだけは欠かさずに見ています、、あとの番組は全然見ていませんが、 Like