「最高の花婿アンコール」

前作「最高の花婿」がとても良かったので、その続編ならぜひ見たいと思っていました。
東座での上映になんとか駆け込みました!(3日前?)

前作を見たときの日記です。
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フランスのロワール地方に暮らす、ヴェルヌイユ夫妻には4人の娘がいた。
その娘たちが次々に結婚した相手は、アラブ人、ユダヤ人、中国人・・・
宗教的儀式や食事のルールも、それぞれ違う。

お互いの中にある、ステレオタイプのイメージが差別につながり、何気ないつもりの会話が相手を傷つけてしまう・・・そしてついには、ケンカ別れ。

夫妻の最後の望みは末娘がカトリック教徒と結婚すること。
ついに、カトリック教徒の相手を見つけ、大喜びの夫妻の前に現れたのは、コートジボワール出身の黒人青年!

台詞が軽妙で、「ありそ~」と思うことばかり。
差別はいけない、と頭でわかっていても、つい、冗談まじりに言ってしまうことばが、思いのほか相手をいやな気持にさせ、座がシラ~っとなってしまうこと多々。
やっぱり異文化・異教徒との結婚は無理があるんだな~と思わせつつ、最後は笑いと涙・涙・・・
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さて続編は・・・
最初はヴェルヌイユ夫妻が、それぞれの婿さんの国を旅行して帰ってくるところから。
どこの国にも文句たらたら・・・やっぱり自分の国、自分の家が一番・・とおいしいワインを飲みながら、生ハムやチーズをぱくつく夫妻。
しかし、婿さんたちは、フランスでの仕事や差別的な対応などに嫌気がさし、自分のルーツの国に移住しようとする。
夫妻は、娘たちやかわいい孫たちと離れるのは絶対にいや、ということで、様々な引き留め工作をする・・・かなり過激なことも含め!!
さらには、四女の婿の妹が結婚しようとしている相手が同性という事実が発覚!
保守的なヴェルヌイユ氏にも増して保守的な四女の婿の父親・・・
というわけで大波乱必至。

それでもやっぱり前作と同じに
「違いを楽しむことができれば、人生は豊かになる!」

良く知らないことで相手を遠ざけるより、違いを楽しめるようになるほうが、人生はず~っと面白いと思う。なかなかそう簡単にはいかないとは思うけど。

しかし・・・前作のときも思いましたが、日本の社会は「違い」にもっとキビシイかもしれない。
きょう、ツイッターで楽天のオコエ選手の体験を読んだこともあって、なおさら。

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